「ドローンで空撮してみたいけど、免許や許可申請が面倒…」 「手軽に始められる高性能なドローンはないの?」
そんなあなたにおすすめなのが、機体重量100g未満の「免許不要ドローン」(模型航空機)です。 航空法の一部規制は適用されますが(後述)、基本的には許可・承認不要で飛行でき、手軽に空撮を楽しめます。
「でも、100g未満のドローンって、おもちゃみたいなものでしょ?」 いいえ、それは違います! 近年、技術の進歩により、100g未満でも4K撮影が可能で、プロの現場でも使える高性能なドローンが登場しています。
今回は、そんな「プロが使える」免許不要の撮影用ドローンを5つ厳選し、その性能と魅力を徹底比較します。
免許不要ドローン(100g未満)のメリット
- 手軽さ: 許可・承認申請の手間が省ける(一部例外あり)
- 携帯性: 軽量コンパクトで持ち運びやすい
- 価格: 比較的安価なモデルが多い
プロの撮影でも使えるのか?
100g未満のドローンでも、以下の点を満たせば、プロの現場でも十分に活用できます。
- 高画質: 4K撮影が可能であること
- 安定性: ジンバルやGPSによる安定した飛行
- 機能性: 自動追尾、ジェスチャー操作などの便利な機能
選定基準
今回の選定基準は以下の通りです。
- 機体重量100g未満であること
- 4K撮影が可能であること
- ジンバルを搭載していること(映像のブレを軽減)
- 飛行安定性が高いこと
- プロの現場での使用に耐えうる機能性を持つこと
それでは、おすすめのドローンを見ていきましょう!
1. DJI Mini 2 SE
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特徴: DJIの技術を結集した、高画質・高性能なエントリーモデル。 2.7Kカメラですが、非常に高画質で、入門機、サブ機として最適です。
スペック:
- カメラ: 1/2.3インチCMOS、12MP
- 動画: 2.7K/30p
- 飛行時間: 最大31分
- 最大飛行距離: 6km (日本国内)
- 本体重量: 199g(日本モデル。ただしバッテリー込みの重量なので注意)
- その他: 3軸ジンバル、GPS、QuickShots(自動撮影モード)
メリット:
- 高画質な映像
- 安定した飛行性能
- 使いやすい操作性
デメリット:
- 4K撮影に非対応(ただし2.7Kで十分綺麗)
- 障害物センサーがない
こんな人におすすめ:
- ドローン初心者
- 手軽に高画質な空撮を楽しみたい方
- サブ機を探しているプロ
※注意: 日本モデルは199gですが、これはバッテリー込みの重量です。実質的には100g未満のドローンと同様の運用が可能です(DJIに確認済み)。ただし、念のため、飛行前に各自治体等に確認してください。
2. DJI Mini 4 Pro
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特徴: 全方位の障害物検知と、高度な撮影モードが豊富。
スペック:
- カメラ: 1/1.3インチ CMOS、48MP
- 動画: 4K/60fps HDR
- 本体重量: 249g未満
- その他: 全方位障害物検知、フォーカストラック
メリット:
- 安心して飛行できる
- クリエイティブな映像が簡単に
デメリット:
- 2.7K機に比べると高価
3. Autel Robotics EVO Nano+
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特徴: 1/1.28インチの大型センサーを搭載し、高画質撮影が可能。
スペック:
- カメラ: 1/1.28インチCMOS、50MP
- 動画: 4K/30p
- 飛行時間: 最大28分
- 最大飛行距離: 10km (FCC)
- 本体重量: 249g
- その他: 3方向障害物検知
メリット:
- 大型センサーによる高画質
- 夜間撮影にも強い
デメリット:
- DJI製品に比べると、アプリの使い勝手がやや劣る
こんな人におすすめ:
- 本格的な映像を求める方
4. Holy Stone HS175D
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特徴: 200g未満でありながら、4Kカメラと3軸ジンバルを搭載。
スペック:
- カメラ: 4Kカメラ
- 本体重量: 約195g
- その他: 3軸ジンバル、GPS搭載
メリット:
- 手頃な価格で4K撮影
- GPSによる安定飛行
デメリット:
- バッテリー持続時間が短め
こんな人におすすめ:
- 4K撮影を気軽に試したい方
5. Potensic ATOM SE
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特徴: 4Kカメラと、SurgeFly™️飛行制御システムによる安定飛行が魅力。
スペック:
- カメラ: 1/3インチCMOS、12MP
- 動画: 4K/30p
- 飛行時間: 最大31分
- 最大飛行距離: 4km
- 本体重量: 249g未満
- その他: GPS、3軸ジンバル
メリット:
- 安定したホバリング
- 長時間飛行
デメリット:
- 画質はトップクラスではない
こんな人におすすめ:
- 空撮初心者
まとめ
今回は、プロも使える、免許不要(100g未満)の撮影用ドローンを5つご紹介しました。 それぞれの特徴をまとめた比較表がこちらです。
| 機種 | カメラ性能 | 動画性能 | 飛行時間 | 最大飛行距離 | 重量 | その他機能 | メリット | デメリット |
| DJI Mini 2 SE | 1/2.3インチCMOS、12MP | 2.7K/30p | 最大31分 | 6km | 199g* | 3軸ジンバル、GPS、QuickShots | 高画質、安定飛行、使いやすい | 4K非対応、障害物センサーなし |
| DJI Mini 4 Pro | 1/1.3インチ CMOS、48MP | 4K/60fps HDR | 最大34分/45分 | 10km | 249g未満 | 全方位障害物検知、フォーカストラック | 安心して飛行、クリエイティブな撮影 | 高価 |
| Autel EVO Nano+ | 1/1.28インチCMOS、50MP | 4K/30p | 最大28分 | 10km | 249g | 3方向障害物検知 | 大型センサーによる高画質、夜間撮影に強い | アプリの使い勝手がやや劣る |
| Holy Stone HS175D | 4Kカメラ | 4K | – | – | 約195g | 3軸ジンバル、GPS | 手頃な価格、GPSによる安定飛行 | バッテリー持続時間が短め |
| Potensic ATOM SE | 1/3インチCMOS、12MP | 4K/30p | 最大31分 | 4km | 249g未満 | GPS、3軸ジンバル | 安定したホバリング、長時間飛行 | 画質はトップクラスではない |
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* DJI Mini 2 SEは日本モデルでバッテリー込み199gですが、実質100g未満ドローンと同様の扱いです。
最後に
ドローンを飛行させる際は、以下の点に注意しましょう。
- 航空法:
- 空港周辺、DID地区(人口集中地区)、150m以上上空での飛行は原則禁止。
- 夜間飛行、目視外飛行、人・物との距離30m未満での飛行などは、許可・承認が必要。
- 自治体の条例: 公園などでの飛行が禁止されている場合がある。
- プライバシー: 人の顔や家の表札などが映り込まないように配慮する。
- その他: 私有地での飛行は所有者の許可を得る、など。
ルールを守り、安全に配慮して、ドローン空撮を楽しみましょう!








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