息をのむような絶景、躍動感あふれるスポーツシーン、映画のようなドラマチックな映像…。 ドローンによる空撮は、これまで不可能だった視点からの映像表現を可能にし、私たちのクリエイティビティを刺激します。 特に4K解像度での撮影は、細部まで鮮明で、臨場感あふれる映像を記録でき、その美しさは圧巻です。
しかし、ドローンは種類が多く、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。 今回は、4K動画撮影におすすめのドローンを5つ厳選し、そのスペックと魅力を徹底比較します。 これからドローン空撮を始めたい方も、ステップアップを考えている方も、ぜひ参考にしてください！
ドローン選びのポイント（簡単）
ドローンを選ぶ際に、特に重視すべきポイントは以下の3つです。
- カメラ性能: 4K撮影が可能か、センサーサイズ、画質、フレームレートなど
- 飛行性能: 安定性、飛行時間、最大飛行距離、速度など
- 安全性: 衝突回避機能、GPS、自動帰還機能など
選定基準
今回の選定基準は以下の通りです。
- 4K/30p以上の動画撮影が可能であること
- 飛行性能、安全性が高いこと
- 初心者からプロまで、幅広いユーザーに対応できること
- 信頼性の高いメーカーの製品であること
それでは、おすすめのドローンを見ていきましょう！
1. DJI Mavic 3 Pro
 | 新品価格 |
特徴: Hasselbladカメラと、望遠、中望遠カメラを搭載した、3眼カメラシステム。 プロレベルの映像制作に対応する、高性能ドローン。
スペック:
- カメラ:
- Hasselbladカメラ (4/3型CMOS、20MP、24mm相当)
- 中望遠カメラ（1/1.3インチCMOS 48MP、70mm相当）
- 望遠カメラ (1/2インチCMOS、12MP、166mm相当)
- 動画: 5.1K/50p, 4K/120p
- 飛行時間: 最大43分
- 最大飛行距離: 15 km (日本国内)
- 本体重量:
- Mavic 3 Pro: 958 g
- Mavic 3 Pro Cine: 963 g
- その他: 全方向障害物検知、APAS 5.0、O3+伝送
メリット:
- 圧倒的な高画質
- 3つのカメラによる多彩な表現力
- 長時間の飛行時間
- 高度な飛行支援機能
デメリット:
- 価格が高い
- 機体がやや大きい
こんな人におすすめ:
- プロの映像クリエイター
- 最高品質の映像を求める方
- 予算に余裕がある方
2. DJI Air 3
 | 新品価格 |
特徴: 広角カメラと中望遠カメラを搭載。 コンパクトながら、高画質と高性能を両立した、バランスの良いモデル。
スペック:
- カメラ:
- 広角カメラ (1/1.3インチCMOS、48MP、24mm相当)
- 中望遠カメラ (1/1.3インチCMOS、48MP、70mm相当)
- 動画: 4K/60p HDR, 4K/100p
- 飛行時間: 最大46分
- 最大飛行距離: 10 km (日本国内)
- 本体重量: 720 g
- その他: 全方向障害物検知、APAS 5.0、O4伝送
メリット:
- 高画質と高性能のバランスが良い
- 比較的コンパクトで持ち運びやすい
- 長時間の飛行時間
デメリット:
- Mavic 3 Proに比べると、カメラ性能はやや劣る
こんな人におすすめ:
- 本格的な空撮を始めたい方
- 画質と携帯性のバランスを求める方
- 旅行やアウトドアでの撮影にも使いたい方
3. DJI Mini 4 Pro
 | 新品価格 |
特徴: 249g未満の軽量コンパクトなボディに、高性能カメラと安全機能を凝縮。 初心者でも安心して飛ばせる、入門機としても最適なモデル。
スペック:
- カメラ: 1/1.3インチCMOS、48MP、24mm相当
- 動画: 4K/60p HDR, 4K/100p
- 飛行時間: 最大34分（別売りのバッテリーで最大45分）
- 最大飛行距離: 10km(日本国内)
- 本体重量: 249 g未満
- その他: 全方向障害物検知、APAS、O4伝送、縦向き撮影
メリット:
- 軽量コンパクトで持ち運びやすい
- 初心者でも扱いやすい
- 十分な飛行時間と画質
デメリット:
- 風に弱い
- プロレベルの映像制作には物足りない場合がある
こんな人におすすめ:
- ドローン初心者
- 手軽に空撮を楽しみたい方
- 旅行や日常の記録に使いたい方
4. Autel Robotics EVO Lite+
 | Autel Robotics EVO II Pro Rugged Bundle V3/Orange オレンジ 新品価格 |
特徴: 6K/30p動画撮影に対応。 1インチセンサー搭載で、高画質とダイナミックレンジの広さが魅力。
スペック:
- カメラ: 1インチCMOS、20MP、29mm相当
- 動画: 6K/30p, 4K/60p
- 飛行時間: 最大40分
- 最大飛行距離: 12km (FCC)
- 本体重量: 835g
- その他: 3方向障害物検知、ダイナミックトラック2.1
メリット:
- 1インチセンサーによる高画質
- 6K動画撮影が可能
- 比較的リーズナブルな価格
デメリット:
- DJI製品に比べると、アプリの使い勝手がやや劣る
- 日本でのサポート体制がやや不安
こんな人におすすめ:
- 高画質な映像を求める方
- DJI以外の選択肢を探している方
- コストパフォーマンスを重視する方
5. Parrot Anafi Ai
特徴: 4G通信に対応し、遠隔地からの制御やリアルタイム映像伝送が可能。
スペック:
- カメラ: 1/2インチCMOS、48MP
- 動画: 4K/60p
- 飛行時間: 最大32分
- 最大飛行距離: 4G通信利用時は無制限（電波状況による）
- 本体重量: 約898g
- その他: 4G通信、障害物検知、サイバーセキュリティ機能
メリット:
- 4G通信による遠隔操作
- 安定した映像伝送
- セキュリティ機能が充実
デメリット:
- 4G通信の利用には別途契約が必要
- 他の機種に比べて特殊用途向け
こんな人におすすめ:
- 産業用途（点検、測量など）
- 遠隔地からの操作が必要な方
- セキュリティを重視する方
まとめ
今回は、4K動画撮影におすすめのドローンを5つご紹介しました。 それぞれの特徴をまとめた比較表がこちらです。
| 機種 | カメラ性能 | 動画性能 | 飛行時間 | 最大飛行距離 | 本体重量 | その他機能 | メリット | デメリット |
| DJI Mavic 3 Pro | 3眼カメラシステム、Hasselbladカメラ | 5.1K/50p, 4K/120p | 最大43分 | 15km | 958g/963g | 全方向障害物検知、APAS 5.0、O3+伝送 | 圧倒的な高画質、多彩な表現力、長時間の飛行時間 | 価格が高い、機体がやや大きい |
| DJI Air 3 | 広角+中望遠カメラ | 4K/60p HDR | 最大46分 | 10km | 720g | 全方向障害物検知、APAS 5.0、O4伝送 | 高画質と高性能のバランスが良い、比較的コンパクト、長時間の飛行時間 | Mavic 3 Proに比べると、カメラ性能はやや劣る |
| DJI Mini 4 Pro | 1/1.3インチCMOS | 4K/60p HDR | 最大34分 | 10km | 249g未満 | 全方向障害物検知、APAS、O4伝送、縦向き撮影 | 軽量コンパクト、初心者でも扱いやすい、十分な飛行時間と画質 | 風に弱い、プロレベルの映像制作には物足りない場合がある |
| Autel EVO Lite+ | 1インチCMOS | 6K/30p, 4K/60p | 最大40分 | 12km | 835g | 3方向障害物検知、ダイナミックトラック2.1 | 1インチセンサーによる高画質、6K動画撮影が可能、比較的リーズナブルな価格 | DJI製品に比べると、アプリの使い勝手がやや劣る、日本でのサポート体制がやや不安 |
| Parrot Anafi Ai | 1/2インチCMOS | 4K/60p | 最大32分 | 無制限(4G) | 約898g | 4G接続、障害物検知 | 4G通信に対応 | 4G通信料がかかる。特殊用途向け。 |
ドローン選びは、予算、撮影目的、重視する機能によって異なります。 今回の記事を参考に、あなたにぴったりの一台を見つけて、素晴らしい空撮映像の世界を楽しんでください！
最後に
ドローンを飛行させる際は、必ず関連法規（航空法など）や地域の条例を守り、安全に十分配慮しましょう。 無人航空機の飛行ルールについては、国土交通省のWebサイトなどで確認してください。
コメント