Webデザイナー、グラフィックデザイナー、イラストレーターなど、クリエイティブな仕事に携わるデザイナーにとって、液晶タブレット（液タブ）はもはや必須のツールと言えるでしょう。 直感的な操作で、紙に描くような自然な表現を可能にする液タブは、デザインのクオリティと作業効率を大きく向上させます。
しかし、液タブにはさまざまなモデルがあり、価格帯も性能も大きく異なります。「予算内で最適な一台を見つけたい」「とことん性能にこだわりたい」など、ニーズに合わせて最適な選択をすることが重要です。
今回は、デザイナーにおすすめの液タブを【価格順】と【ハイスペック】の2つのカテゴリーに分けて、それぞれ5選ずつご紹介します。 各モデルの特徴、スペック、価格を詳しく比較検討し、あなたにぴったりの一台を見つけてください！
【価格順】デザイナー向け液タブ5選
まずは、コストパフォーマンスに優れた、比較的安価なモデルからご紹介します。 「初めて液タブを使う」「予算を抑えたい」という方におすすめです。
1. XP-PEN Artist12セカンド
 | 新品価格 |
特徴: コンパクトで軽量、フルラミネーションディスプレイ搭載で視差が少なく、描きやすい。入門機として最適。
スペック:
- ディスプレイサイズ: 11.6インチ
- 解像度: 1920 x 1080 (フルHD)
- 筆圧レベル: 8192レベル
- 接続方式: USB-C
- 価格: 24,990円〜
メリット:
- 低価格で導入しやすい
- 持ち運びやすい
デメリット:
- 画面サイズが小さめ
- 単体では使用できない（PC接続が必要）
2. HUION Kamvas 13
 | 新品価格 |
特徴: フルラミネーションディスプレイ、充電不要ペン、傾き検知機能など、基本性能が充実。
スペック:
- ディスプレイサイズ: 13.3インチ
- 解像度: 1920 x 1080 (フルHD)
- 筆圧レベル: 8192レベル
- 接続方式: USB-C
- 価格: 29,990円〜
メリット:
- バランスの取れた性能
- 豊富な接続オプション
デメリット:
- 際立った特徴がない
3. Wacom One 液晶ペンタブレット 13 (DTC133W0D)
 | ワコム直営店限定モデル Wacom One 液晶ペンタブレット 13 touch USB-C Cable DTH134W0D 新品価格 |
特徴: Wacomブランドのエントリーモデル。自然な描き心地と高い信頼性。
スペック:
- ディスプレイサイズ: 13.3インチ
- 解像度: 1920 x 1080 (フルHD)
- 筆圧レベル: 4096レベル
- 接続方式: HDMI, USB
- 価格: 42,900円〜
メリット:
- Wacomブランドの安心感
- シンプルな操作性
デメリット:
- 筆圧レベルがやや低い
- 接続がやや煩雑
4. GAOMON PD1561
 | 新品価格 |
特徴: 15.6インチの大画面で、ショートカットキーも豊富。
スペック:
- ディスプレイサイズ: 15.6インチ
- 解像度: 1920 x 1080 (フルHD)
- 筆圧レベル: 8192レベル
- 接続方式: HDMI, USB
- 価格: 約45,000円
メリット:
- 大画面で作業しやすい
- ショートカットキーが便利
デメリット:
- 持ち運びには不向き
- 接続がやや煩雑
5. iPad Pro + Apple Pencil (第2世代)
 | 新品価格 |
 | 新品価格 |
特徴: 液タブ専用機ではないが、Apple Pencilとの組み合わせで十分な描画性能を発揮。
スペック:
- ディスプレイサイズ: 10.2インチ
- 解像度: 2160 x 1620ピクセル
- 筆圧レベル: 非公開 (Apple Pencil 第1世代対応)
- 接続方式: Lightning (Apple Pencil), Wi-Fi / Cellular
- 価格: iPad 49,800円〜 + Apple Pencil 14,880円
メリット:
- タブレットとしても使える汎用性
- 豊富なアプリが利用可能
デメリット:
- Apple Pencilは別売り
- 本格的な液タブに比べると性能は劣る
【ハイスペック】デザイナー向け液タブ5選
次に、プロの現場でも活躍する、高性能なモデルをご紹介します。 「最高の制作環境を整えたい」「妥協したくない」という方におすすめです。
1. Wacom Cintiq Pro 27
 | Wacom Cintiq Pro (Wacom Cintiq Pro 27, 本体) DTH271K0D 新品価格 |
特徴: Wacomのフラッグシップモデル。最高峰の描画性能、広い色域、高精細ディスプレイ。
スペック:
- ディスプレイサイズ: 26.9インチ
- 解像度: 3840 x 2160 (4K)
- 筆圧レベル: 8192レベル
- 接続方式: USB-C, HDMI, DisplayPort
- 価格: 481,800円〜
メリット:
- 圧倒的な描画性能
- プロレベルの品質
デメリット:
- 非常に高価
- 設置スペースが必要
2. Xencelabs ペンタブレット Medium Bundle SE
 | 新品価格 |
特徴: プロの要望に応える高いカスタマイズ性と、自然な描き心地。
スペック:
- ディスプレイサイズ: アクティブエリアサイズ：約 262.4 x 147.4mm（ Medium Bundle SE ）
- 解像度: 5080 LPI
- 筆圧レベル: 8192レベル
- 接続方式: USB
- 価格: 52,990円（税込）
メリット:
- 高いカスタマイズ性
- 自然な描き心地
- クイッキーズリモート付き
デメリット:
- 液晶タブレットではない
3. Wacom Cintiq Pro 16 (2021)
 | 新品価格 |
特徴: コンパクトながら、4K解像度、広い色域、優れた描画性能を備える。
スペック:
- ディスプレイサイズ: 15.6インチ
- 解像度: 3840 x 2160 (4K)
- 筆圧レベル: 8192レベル
- 接続方式: USB-C
- 価格: 239,800円〜
メリット:
- 高性能ながら比較的コンパクト
- 優れた色再現性
デメリット:
- 価格は高め
- スタンドは別売り
4. iPad Pro 12.9インチ (第6世代) + Apple Pencil (第2世代)
| 新品価格 |
| 新品価格 |
特徴: Liquid Retina XDRディスプレイとM2チップ搭載で、プロレベルの性能。 スペック:
- ディスプレイサイズ: 12.9インチ
- 解像度: 2732 x 2048ピクセル
- 筆圧レベル: 非公開 (Apple Pencil 第2世代対応)
- 接続方式: USB-C (Apple Pencil), Wi-Fi / Cellular
- 価格: iPad Pro 172,800円〜 + Apple Pencil 19,880円〜 メリット:
- タブレットとしても最高峰の性能
- 豊富なクリエイティブアプリ デメリット:
- 液タブ専用機に比べると、機能は限られる
5. HUION Kamvas Pro 24 (4K)
 | 新品価格 |
特徴: 23.8インチの4Kディスプレイ、広い色域、高精細な描画が可能。
スペック:
- ディスプレイサイズ: 23.8インチ
- 解像度: 3840 x 2160 (4K)
- 筆圧レベル: 8192レベル
- 接続方式: USB-C, HDMI, DisplayPort
- 価格: 169,000円〜
メリット:
- 大画面で高精細
- 比較的リーズナブルな価格
デメリット:
- Wacomに比べるとブランド力は劣る
- 設置スペースが必要
まとめ
今回は、デザイナーにおすすめの液タブを【価格順】と【ハイスペック】の2つのカテゴリーに分けてご紹介しました。
- 価格重視: 予算を抑えつつ、必要十分な性能を求めるなら、XP-PEN、HUION、Wacomのエントリーモデル、またはiPad + Apple Pencilがおすすめです。
- 性能重視: プロレベルの制作環境を整えたいなら、Wacom Cintiq Proシリーズ、Xencelabs、HUION Kamvas Proシリーズ、またはiPad Pro + Apple Pencilがおすすめです。
最終的な選択は、あなたの予算、作業スタイル、重視する機能によって異なります。 今回の記事を参考に、ぜひあなたにぴったりの液タブを見つけて、デザインの可能性を広げてください！
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